初めてのお神輿!まずはどんな格好が必要?

町内会や仲間内で「初めてお神輿を担ぐことになった!」というかたはいらっしゃいませんか?初めてだからこそ、お祭りやお神輿のしきたりやマナーが心配なところ。
そこでお祭り用品の専門店「そめきん」さん(神奈川県平塚市)にお話を聞きました。

■気になる?お神輿のしきたりやマナー
そめきんさんによると、初めてお神輿を担ぐことになったとしても、細かいルールやしきたりはそれほど神経質に考える必要はないそうです。
さほど、気にされなくてもよいかと思います。お神輿はご存知の通り、氏神様の乗り物なので、例えば、お神輿の上に乗る、お神輿が通るのを歩道橋の上から眺めるなどの行為がなければ大丈夫かと思います。ただ、その土地でずっと行われてきた行事。今も続いているのには、なんらかの意味があると思うのです。先達を尊重するお気持ちさえあれば、あなたは歓迎されるに違いありません。
■何を揃える?お神輿用のアイテムとは
お神輿を担ぐための装いは「特別なもの」に感じます。どんなものを用意したほうが良いか、そめきんさんは「地域ごとに異なってくる」といいます。
一口に必要なアイテムといっても、日本各地、それぞれのお祭りによって基本となる服装が違います。例えばAエリアでは、白上下が基本。Bエリアでは、腹掛けが必要。Cエリアでは、セッタは禁止。など…なので、一概に言えないのが正直なところです。そめきんの所在地である湘南エリアを例に挙げるならば、白のシャツ、白のズボン、白の地下足袋の3点があれば、多くのお祭りでOKだと思います。

■初めてお神輿を担ぐことになった一般人が間違いやすい点とは?
「なんとなく」のイメージがありながら、詳しい装いは分からないものですね。そめきんさんに、初めてのかたがよく間違いやすいポイントについて教えていただきました。
これも湘南エリア特有の話だと思うのですが、お客様がダボシャツと鯉口シャツを混同している事が多々あります。湘南エリアのお客様のおっしゃるダボシャツは、「着丈の長い鯉口シャツ」である事がよくあります。なので、店員の私は、店内に掲示してあるコーディネイト写真で確認を取りながら、ご案内しています。また、先ほども申し上げましたが、服装はエリアによってそれぞれだし、同じエリアでも、時代によって変化もします。なので予習として(笑)Youtubeなど動画サイトで、「地域名、神輿」などの検索でたいていのお祭りを見ることができるので、服装に注目しながら、動画をご覧になるのもおすすめです。
そめきんさんのお話で「先達を尊重するお気持ち」というのが印象的でした。地域の方々によく話を聞きながら楽しくお祭りに参加したいですね。
◎教えてくださったかた
祭用品専門店「そめきん」さん
創業明治39年、湘南の祭用品専門店そめきんは「代々受け継がれる知識」「日々進化する技術」「豊富な商品」でお祭りビギナーのあなたをがっちりサポートいたします。たくさんのお客様に、購入の際、着用感の助言をさせていただいた眼と色彩やデザインに関する資格を所有しているスタッフの頭脳をフル活用しあなたの不安を解消します。